緑山会グループ 勤務医の声

専門分野と現在までの経緯を教えてください。

以前は大学病院に勤めていました。消化器内科に所属していて、膵臓病を中心に診ていました。膵臓病の中には膵炎や膵がん、糖尿病などがあります。超音波内視鏡を用いた検査、治療や膵癌、膵神経内分泌腫瘍の化学療法、膵性糖尿病の治療など大学病院でしか経験できないような症例ばかりで大変興味深かったのですが、非常に多忙で今後のことも考えていた時期、たまたまタイミングよく以前から交流がある知り合いの緑山会の先生からの勧めもあってこちらへ移り、今に至っています。

現在の大まかな仕事内容を教えてください。

下松中央病院では糖尿病を中心に内科全般を診ています。周南高原病院や鹿野博愛病院でも外来を週2回程度担当しています。下松中央病院では週1回大腸内視鏡検査を人間ドックの方を中心に行っています。入院の方は、主に下松中央病院と周南高原病院で担当しています。下松では、糖尿病入院に力を入れています。教育入院では、2週間のクリニカルパス作成し、それに沿って行っています。理学療法士の先生や看護師や栄養士が連携して、プログラムを実行し、最後に患者さんを囲んで個別カンファレンス開き、入院中の検査、治療の説明及び退院後のアドバイスを行っています。また、血糖コントロールが困難な方には、持続血糖測定器を用いた詳細な血糖の把握を行っていますし、減量が必要な方は、フォーミュラ食を用いた超低カロリー食なども行っています。更に毎月一回ですが地域の人を対象にした糖尿病教室という形でセミナーを開催して啓蒙活動を行っています。

今の病院でよかったと思うところをあげてください。

以前は大学病院にいたので、いろいろな最先端の医療ができましたが、一方で、組織的な小回りが利きません。緑山会グループの3つの病院は連携が非常にスムーズでやりやすい。またコメディカルや事務の方含めてアットホームで、積極的に動いてくれるので非常にやりやすいです。やりたいと言って、ノーと言われたことはほとんどありません。一言で言うと小回りが利く。その辺がいいところであり、よかったと思うところです。

地域医療の中で自分の役割をどのように感じていますか?

以前の大学病院では研究、教育、臨床の3つを行う必要があり、担当する患者さんの数も比較的少なかったです。今は地域の方をたくさん診ることができているし、患者様の声もダイレクトに伝わってくるので地域医療に貢献出来ているということを実感できています。

これから取り組んでいきたいことは何ですか?

私の住まいがある北九州や福岡にはたくさんの医師がいます。以前から本当に医師が足りず必要とされている地域で働いてみたいと思っていました。病院の規模や種類によってかかりやすさのハードルが違います。気軽にいつでも安心してかかれる、かかりつけ医になって地域のみなさんに信頼されるということが理想です。そんな病院を目指して頑張って行きたいと思います。

プライベートの楽しみは確保できていますか?

体を動かすことが好きでマラソンが趣味です。毎朝出勤前に約10キロは走っています。今年こそは3時間を切るためトレーニングに励んでいます。その他にも登山が趣味で、長期休暇を利用して今年は、家族で屋久島に縄文杉を見に行きました。先日は20数年振りに北アルプスの穂高岳にも登りましたし、仕事以外のプライベートは思った以上に満喫出来ています。

  • 医療法人緑山会 下松中央病院 副病院長 内科医師 田口雅史
  • 医療法人緑山会 下松中央病院 整形外科医師 土屋 卓人
  • 医療法人緑山会 下松中央病院 検診室 医師 長岡 紀子

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